業況判断、中小で低下 三重県内4―6月

日本政策金融公庫はこのほど、4―6月期の三重県内中小企業動向調査結果を発表した。業況が「良い」と答えた企業から「悪い」とした企業を差し引いた業況判断DIは、中小企業(従業員20人以上)は5・7と前回より6・0ポイント低下。小企業(従業員20人未満)はマイナス15・5で、前回より14・9ポイントマイナス幅が縮小。中小企業は「持ち直しの動きに一服感が見える」、小企業は「一部持ち直しの動きがみられる」と判断した。

調査は6月中旬に実施。中小企業は取引先の135企業を対象にし、54・1%にあたる73企業が回答。小企業は取引先160企業を対象に実施し、53・8%にあたる86企業が回答した。

来期(7―9月期)の業況判断DIは中小企業が5・7ポイント上昇し11・4、小企業は4・7ポイントマイナス幅が拡大し、マイナス20・2となる見通し。