安濃ダム、高低差体感 津で見学会 三重

【ダムの堤を見学する参加者ら=津市芸濃町河内の安濃ダムで】

【津】三重県津市芸濃町のボランティアガイド団体「芸濃ふるさとガイド会」(竹尾正幸会長)は27日、同町河内で町内の名所を紹介する「安濃ダム見学とダムカレー」を開催した。事前に申し込んだ小学生―70代の8人が座学と実地見学で安濃ダムの働きを学んだ。

参加者は県津農林水産事務所安濃ダム管理室職員の稲垣真吾さんらから同ダムの役割について「芸濃町と安濃町の農地約3180ヘクタールの水源」などと説明を受けた後、道路から約60メートル下の堤下流側に降り、小水力発電所などを見学した。外気より10℃以上低い堤の内部では階段を昇降して高低差を体感し、見学後はダム湖脇の錫杖湖水荘で名物のダムカレーを味わった。

いとこと祖母と参加した市立芸濃小5年の川口聡惺さんは「学校でダムの周りは見学したけど中に入ったのは初めて。思ったより高さがあった」、夫と参加した安濃町の松本妙子さん(74)は「想像していたより規模が大きく施設は近代的と感じた。いろんな方に見てほしい」と感想を話した。