コツメカワウソ赤ちゃん一般公開 鳥羽水族館、「れん」と「つくし」 三重

【一般公開されているコツメカワウソの「れん」(左)と「つくし」(鳥羽水族館提供)】

【鳥羽】三重県鳥羽市の鳥羽水族館で、5月23日から24日にかけて生まれたコツメカワウソの赤ちゃん2匹が一般公開され、来館者の人気を集めている。

赤ちゃんは母親キワと父親アサヒの間に生まれた雄1匹と雌1匹で、飼育係による人工哺育ですくすくと成長。現在は2匹ともに体重約400グラム、体長23センチとなり、ミルクに加えてアジやシシャモなどの魚の切り身も食べ始めている。

名前は飼育担当者が相談し、雄の赤ちゃんは父親の名前から着想を得て、朝日を浴びて美しい花を咲かせるスイレンにちなんで「れん」、雌の赤ちゃんはすくすく育つようにという願いを込めて「つくし」と名付けた。

2匹は館内のLゾーン「水の回廊」で一般公開されていて、保育器の中でじゃれあい、ミルクの時間になると保育器から飛び出す勢いで飼育係に甘えるなど、元気な姿を見せているという。

飼育担当者は「タイミングが合えばミルクを飲む様子も見てもらえる。2匹がじゃれあう姿はとてもかわいいので見に来ていただけるとうれしい」と話した。