明野高生が生産した食材でランチ 県伊勢庁舎の食堂で限定販売

【明野高産の豚肉などを使ったメニューを紹介する生徒ら=伊勢市勢田町のい~菜伊勢庁舎食堂で】

【伊勢】三重県伊勢市の県立明野高校生が生産した食材を使った定食や丼のランチメニューの提供が25日、同市勢田町の県伊勢庁舎の食堂「い~菜伊勢庁舎食堂」で始まった。メニューを考案した生徒らが、調理や接客にも挑戦し、28日まで限定販売する。

食材は、同校で生産する豚肉「伊勢あかりのぽーく」や鶏卵を使用。同食堂を運営する「キャリオン」と協力し、生活教養科調理コース3年生21人が、昨年12月からメニュー開発に取り組み、試作を重ねて、定食など3種類を考案した。

提供するのは、あかりのぽーくに梅肉や大葉、チーズを巻いたカツとヤマイモ入りハンバーグの定食(880円)、温泉卵をトッピングしたビビンバ丼(630円)、ピリ辛のホイコーロー風の焼うどん(630円)。食堂は、一般の人も利用できる。

初日は、生徒3人が厨房に入り、食堂スタッフに教わりながら、調理や接客を体験した。参加した舟橋萌花さん(17)は「メニュー作りは大変だった。おいしそうに食べてもらってうれしい。夏向けに、さっぱりやピリ辛のメニューを考えたので、ぜひ食べてほしい」と話していた。