有名シェフ監修の料理提供 多気町ヴィソンに「アットシェフミュージアム」

【「アット シェフ ミュージアム」の外観=多気町ヴィソンで】

【多気郡】三重県多気町の商業リゾート施設「ヴィソン」は24日、18人の有名シェフが監修する料理を楽しめる「アット シェフ ミュージアム」をオープンした。これまでの「ダイニングホール」をリニューアルした。営業時間は午前11時から午後5時まで。

同ミュージアムはコンセプトに「シェフの料理が作品の美術館」を掲げる。7人のミシュラン星付きシェフを含む、全国の有名シェフ18人が監修する、和洋中からスイーツを、1品税込み700円で提供する。240席、テーブル60卓がある。

ミシュラン星を獲得したスイーツ「ル・スプートニク」や唐揚げ「焼鳥 市松」、ハンバーグ「パージュ」などの逸品が並ぶ。県内では伊勢市の「ボンヴィヴァン」や菰野町の「アクアイグニス」にあるかき揚げ丼「露庵温味」の名店が並ぶ。ワインやノンアルコールのドリンクブースを設けている。

【店舗ごとにシェフの顔写真が並ぶ館内=多気町ヴィソンで】

オープニングでは有名シェフ18人が一堂に会した。多気町五桂の「高校生レストラン」で実習する相可高校食物調理科の生徒約10人もインターンで手伝った。

運営するヴィソン多気の立花哲也代表取締役は「有名シェフが織りなす芸術性あふれる料理をリーズナブルに楽しめる」とアピール。

シェフを代表して和食「賛否両論」の笠原将弘氏が「料理人が一気に集まり、あらゆるジャンル、いろんな料理が食べられる場が実現でき、とても興奮している」とあいさつした。

多気町の久保行央町長は「世界を代表するシェフの皆さんに地域の食材を使っていただける」と喜んだ。