いなべ総合、宇治山田商、津商、津田学園 4強出そろう、夏の高校野球三重大会第10日

【白山―いなべ総合 八回裏、2死満塁で敵失から滑り込むいなべ総合9番山根=四日市球場で】

第105回全国高校野球選手権記念三重大会は第10日の23日、準々決勝4試合があり、いなべ総合、宇治山田商、津商、津田学園がベスト4に進出した。

いなべ総合は白山を7―0の八回コールドで下して夏の県大会では2020年の県独自大会以来の4強入り。五回に3番伊藤竜聖が先制適時打。3年生右腕水野陸翔が白山打線を散発3安打に封じた。

宇治山田商は木本を13―2の六回コールドで破り21年以来のベスト4進出。12安打12打点と打撃が振るった。春のセンバツ21世紀枠最終候補で今大会ノーシードからベスト8入りした木本は山商主戦鈴木崇太に2得点に抑えられた。

津商は昨年夏、秋の県大会決勝でいずれも敗れている三重を4―1で退けた。両者一歩も譲らず1―1で延長タイブレークに突入した十回、6番水谷咲斗の適時二塁打で3点を挙げるとその裏を無失点でしのいだ。

2年ぶりの三重大会ベスト4進出の津田学園は、2年連続の4強入りを目指した松阪商を8―0の七回コールドで下した。初回2点を先制するとその後も小刻みに加点。投げては3年生右腕伊達翔成が7回無失点の好投を見せた。