木本、三重など8強入り 夏の高校野球三重大会

【海星―木本 19年ぶりのベスト8進出を喜ぶ木本の選手ら=四日市球場で】

第105回全国高校野球選手権記念三重大会は第9日の22日、四日市市霞ケ浦球場、津球場など4球場で3回戦8試合があり、三重、松阪商、いなべ総合、木本、津商、津田学園、白山、宇治山田商がベスト8に進出した。

大会3連覇を目指す三重や、今大会第1シードのいなべ総合、第2シードの津商などシード勢が勝ち上がる一方で、今年春のセンバツ21世紀枠最終候補の木本が第3シードの海星を下して2004年以来の夏の県大会ベスト8入りを決めるなどノーシード勢も奮闘した。

準々決勝は23日、四日市、津の2球場であり、三重は15年夏の甲子園出場校で、昨年夏の県大会決勝で対戦した津商と再戦。16年以来の夏の甲子園切符が懸かるいなべ総合は18年夏の甲子園出場校の白山、春夏通じて初の甲子園出場に挑む木本は、07年以来の夏の甲子園出場を目指す宇治山田商と対戦する。

【22日の結果】
▽3回戦
○…四日市球場…○
いなべ総合9―0神村伊賀
(7回コールド)
木本5―4海星
○…津球場…○
津商9―3久居
津田学園5―1四日市
○…ドリームオーシャンスタジアム…○
三重8―1久居農林
(7回コールド)
松阪商13―3菰野
○…ダイムスタジアム伊勢…○
白山6―5皇學館
宇治山田商11―1近大高専
(6回コールド)

【23日の試合】
▽準々決勝
○…四日市球場…○
(1)いなべ総合―白山
(2)宇治山田商―木本
○…津球場…○
(1)津商―三重
(2)松阪商―津田学園
(試合開始予定時刻は(1)10時(2)12時半)

久保、2試合連続本塁打 木本、19年ぶり夏の県大会8強入り

木本の1番久保は「自分のスイングができた」と2試合連続となる本塁打を含む3安打。捕手としても、機動力に定評のある海星の1番田中の二盗を阻止するなど、攻守で大活躍した。

小林監督が「練習用のボールが減ってきている」と話すほど練習で打球を飛ばす久保。2点リードで迎えた三回に高校通算19本目となる右越えソロ本塁打を放った。

昨秋の県大会3位決定戦で敗れた海星に雪辱を果たした木本。2004年以来19年ぶりの夏の県大会ベスト8を決めた。23日は準々決勝で宇治山田商と戦う。