中3男子溺れ死亡 津で友人らと遊泳 夏休み初日、波やや荒く

【津】21日午後1時35分ごろ、三重県津市津興中道北の伊勢湾海洋スポーツセンター付近の住民から「子どもが海で溺れている」と118番があった。四日市海保や警察、消防など約50人体制で周辺の沖合を捜索し、約3時間40分後に溺れていた少年を発見。津市内の病院に搬送されたが、発見から約1時間20分後に死亡が確認された。溺死とみられる。

津署によると、亡くなったのはフィリピン国籍で松阪市清生町の中学3年生ドゥラン・アキラ・ジェームス・マドゥムさん(14)。夏休み初日に友人の中高生らと8人で昼前ごろから海水浴に訪れていたという。このうち3人で沖合に向かって泳いでいたが、途中で引き返そうとした際に溺れたとみられる。

四日市海保によると、現場周辺の海は深いところで水深約10メートル。晴れていたが当時風が強く、波もやや荒かったという。詳しい経緯などを調べている。