環境保全や地産地消で連携 鈴鹿市とセブン―イレブンが包括協定 三重

【協定書を手にする末松市長(左)と金城ゾーンマネジャー=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市と東京都千代田区のセブン―イレブン・ジャパン(永松文彦社長)は20日、連携と協力に関する包括協定を締結した。環境保全の推進や地産地消などに連携して取り組むことで、市の活性化と市民サービス向上を図るのが狙い。

地産地消の取り組みの一環として、同日から鈴鹿産のかぶせ茶を使用したわらび餅「鈴鹿のかぶせ茶ラテゼリー」(1個313円、税込み)、シュークリーム「鈴鹿のかぶせ茶もこ」(1個183円、税込み)のスイーツ2品を県内店舗などで販売する。いずれも甘さ控えめで、かぶせ茶の風味を生かした商品。

また、リサイクル推進取り組みとして市内26店舗にペットボトル回収機を順次設置していくほか、環境問題についての小学校出前授業を検討しているという。

包括連携協定については、地域に根ざした企業として、安心安全な暮らしを支えることを目的に、同社が提案。全国規模で展開しており、県内では県、桑名市に次いで3番目となる。

同日、同市役所で協定締結式があり、末松市長は「今後とも幅広い分野で連携協力を進めさせていただきたい」、永松社長の代理で出席したオペレーション本部東海ゾーンの金城知秀ゾーンマネジャーは「協定だけで終わらず、継続した発展によりお互いが役割を果たしていければ」とそれぞれあいさつ。

事前に永松社長が署名した協定書を金城ゾーンマネジャーから受け取った末松市長は、内容を確認して押印した。