ドイツ語で「第九」挑戦 12月本番へ練習開始 三重・亀山

【羽根氏(左端)の指導で発音の練習をする参加者ら=亀山市東御幸町の市文化会館で】

【亀山】12月3日に三重県亀山市東御幸町の市文化会館大ホールで開催する「第42回さいまつコンサート」(同実行委員会主催)で、市民らが大合唱する「第九」の第1回目の練習が18日夜、同館であった。

今年は、市内外から男性25人、女性75人の計100人が参加。当日は、寺岡清高氏の指揮で、大阪交響楽団が演奏。ソリスト4人とともに、市民らで「第九」をドイツ語で大合唱する。

練習は、全日本合唱連盟監事で声楽家・羽根功二氏ら3人が指導。羽根氏は「12月の本番に向け、練習を重ねて素晴らしい『第九』にしましょう」とあいさつした。この日参加した男女計74人は、口の開け方と舌を使ったドイツ語の発音の練習などをした。

同市関町新所の河内まさ子さん(56)は「初めて参加する。合唱の経験もないが、まずはドイツ語の発音と発声を覚えて、本番では楽しみたいと思っている」と話していた。

「第九大合唱」は、市文化会館を運営する市地域社会振興会の自主事業として昭和56年から始まった「同コンサート」の20回目を記念し、平成13年から毎年、歌うようになった。今年で22回目。

練習は、当日まで17回ある。今月末まで10人程度の追加募集もしている。問い合わせは同館=電話0595(82)7111=へ。