3765万円を着服疑い 四日市の酒造会社から、元経理課長を逮捕 三重県警四日市南署

【四日市】三重県警四日市南署は18日、業務上横領の疑いで、四日市市赤堀新町、無職乙部泰毅容疑者(54)を逮捕した。

逮捕容疑は平成29年2月10日―30年11月30日までの間、当時経理課長として勤務していた四日市市の酒造会社の口座から、十数回にわたって自身や従業員を使って引き出した現金合計約3765万円を着服、横領した疑い。

同署によると、被害者から昨年12月に被害相談があり発覚。今年6月に同容疑で刑事告訴を受理し、乙部容疑者の犯行を特定した。「詳しい金額は覚えていないが横領したのは間違いない」と容疑を認めている。

乙部容疑者は容疑の発覚により懲戒解雇処分を受けた。被害は令和2年12月まで合計約7600万円にのぼるとみられ、余罪との関連などを調べている。