地域の歴史、写真でひも解く 亀山市歴史博物館で企画展 夏休み自由研究に

【展示品を紹介する小林館長=亀山市若山町の市歴史博物館で】

【亀山】三重県亀山市若山町の市歴史博物館(小林秀樹館長)の企画展示室で、亀博自由研究のひろば「古写真の謎を解け! 古写真から地域の歴史を調べよう」が始まっている。9月3日まで。入館無料。午前9時―午後4時半。休館日は毎週火曜。

同ひろばは、市民らに昔の写真を見て当時を懐かしんでいただき、子どもたちには夏休みの自由研究に役立てるのが目的。

展示室には、大正から昭和にかけ撮影した、亀山町役場や絵はがきにもなった、鈴鹿峠の「鈴鹿権現片山神社」、ボンネットバスの写真のほか、亡くなった人を送り出す「野辺(のべ)送り」に使用した、当時の「人力霊柩車」2基など写真を含む計70点を展示。各コーナーでは、写真にまつわるクイズも設置している。

小林館長は「当時の貴重な写真を見て、小さな子どもは新たな発見に、高齢者の人は懐かしみ、亀山の移り変わりを感じてほしい」と話していた。