<高校野球三重大会>菰野など3回戦へ

【昴学園―久居農林 三回裏2死二、三塁、久居農林7番久保田の適時打で三走松本(8)に続き二走小倉も生還。久居農林が5点目を挙げて逆転する=津球場で】

第105回全国高校野球選手権記念三重大会は第8日の16日、四日市市霞ケ浦球場など4球場で2回戦残り8試合があり、昨年夏の三重大会4強の菰野を始め、四日市、久居農林、神村学園伊賀、近大高専、白山、久居、木本がベスト16に進出した。ベスト8を決める3回戦は22日にある。

菰野は名張青峰を5―2で下した。菰野・高岡拳也、名張青峰・井村良大の両先発の好投で接戦となり、1―2で迎えた六回、7番佐藤向陽のソロ本塁打で同点にすると9番吉田龍之介の適時打で勝ち越し。八回にも2点を加えて逃げ切った。

四日市も桑名北との接戦を3―2で制した。桑名北の主戦右腕加島健翔は12奪三振の力投も打線の援護がなく敗れた。

久居農林は昴学園を5―4で下した。主戦右腕久保田塁翔は11安打を浴びながら要所を締めて2試合連続の完投勝利。

神村学園伊賀は川越を9―2の七回コールドで破り創部初の16強へ。一回先制の口火を切った2番寺井広大は三回2点本塁打も放った。

近大高専は津西に9―7の逆転勝ち。4点を追う七回3番池田禄紀の適時二塁打などで3点を返すと八回も3点を加え逆転した。

白山は紀南に9―2の七回コールド勝ち。1点ビハインドの二回敵失や相手投手の制球の乱れにも乗じ逆転。その後も得点を重ねた。

久居は対戦相手の伊勢工と2校合わせて25安打が飛び交う打撃戦を9―8で制した。

木本は明野を5―1で退けた。初回の1番久保尊の先制左越え本塁打から試合を優位に進め、3投手の継投で1失点でしのいだ。