榊原温泉の魅力を都内で発信 400人が来場 津の振興団体

【手湯を楽しむ来場者(左)=東京都中央区日本橋室町の三重テラスで】

津市の魅力を首都圏で発信する「つデイ」が15日、東京都中央区日本橋室町の三重テラスで開かれた。榊原の地域振興を考える会と榊原温泉振興協会と連携し、日本三名泉のひとつとして知られる「榊原温泉」の魅力を通じたPRを行い、約400人が来場した。

榊原温泉由来の化粧品や銘菓などの販売、パネルの展示や手湯コーナーを設けて、スタッフは榊原の魅力を伝えていた。また榊原の温泉水で淹れたコーヒーと県立久居農林高校の生徒が考案した洋菓子「古代からの贈り物」の振る舞いもあり、来場者は「おいしい」などと言って舌鼓を打っていた。

手湯を体験した都内在住の20代の男性は「手がすべすべになるのを実感した。榊原温泉には行ったことがないので、全身すべすべになりに行きたい」と話していた。

榊原の地域振興を考える会の奥山知喜会長は「久しぶりの東京でのイベントを三重ゆかりの日本橋で開催できたことは嬉しい。早朝からたくさんの人に来場してもらい、榊原の振興の思いが、榊原温泉の知名度が低い首都圏で十分伝えることができた。コロナは収束はしていないが、明るい方向に向かっていけば」と感謝と期待を述べた。