平和をテーマにした俳句162点 朝日中生徒が詠む 三重

【中学生が詠んだ俳句が並ぶ会場=朝日町柿の町教育文化施設で】

【三重郡】俳句作品展「未来の俳人たち」が、三重県朝日町柿の町教育文化施設で開かれている。同町の朝日中学校三年生が、平和をテーマに詠んだ俳句作品162点を展示している。30日まで。17、24日は休館。

俳句展は同町出身の俳人、中村古松(こしょう)(1901―79年)の功績をたたえ、俳句文化を後世に伝えようと、毎年開催している。寄せられた俳句は施設の職員や教育長が審査し、最優秀賞・優秀賞を含む入選作品7点を選んだ。

最優秀賞に輝いたのは三田雄斗さんの「平和の碑 梅雨が染みこむ 深いシワ」、優秀賞は岡田彩佑さんの「木霊して 世界に響け 平和の鐘」。生徒の目線で平和への思いや考えを俳句にしている。ウクライナへの思いをはせた句もある。