シード校は全て3回戦へ 夏の高校野球三重大会・第7日

【松阪商―四日市南 一回表1死二、三塁から6番植村の適時打で三走阪口と二走米滿が生還。松阪商4点目=松阪球場で】

第105回全国高校野球選手権記念三重大会は第7日の15日、四日市市霞ケ浦球場などで16強入りを懸けた2回戦が始まった。2回戦から第1~第3の上位シード校が登場。第1シードのいなべ総合、第2シードの津商、第3シードの海星のほか、津田学園、皇學館、松阪商、三重、宇治山田商のシード勢は全て3回戦へ進出した。

今年春の県大会覇者のいなべ総合は鈴鹿とのシーソーゲームを7―6で制した。5―6で迎えた八回、4番石垣諒馬の右越え2点本塁打で逆転に成功した。

春の県大会2位で大会第2シードの津商は四日市工を8―3で退け、7番徳田真哉が二回に3ラン、1番水谷駿希が三回にソロ本塁打を記録した。

大会第3シードの海星は桑名に10―0の六回コールド勝ち。先発の3年生右腕高橋龍史は昨年秋の県大会以来の登板で4回1安打無失点の好投を見せた。

大会第4シードの津田学園は尾鷲に10―0の五回コールド勝ち。伊達翔成、坂下歩夢、阪本小剛郎の継投で尾鷲打線を散発2安打に抑えた。

上野を3―0で下した皇學館は3番奥田満が初回に先制ソロ本塁打。松阪商は一回7長短打で一挙5点を挙げる先制攻撃で四日市南に10―3で勝った。

桑名西の追い上げを6―4で振り切った三重は4番大越渉が4打数4安打1打点の活躍。宇治山田商は亀山を8―1の八回コールドで破り、5番、投手で先発した前田拓音が六回にソロ本塁打を放った。

<15日の結果>

▽2回戦
○…四日市球場…○
いなべ総合7―6鈴鹿
海星10―0桑名(6回コールド)

○…津球場…○
津商8―3四日市工
津田学園10―0尾鷲(5回コールド)

○…ドリームオーシャンスタジアム…○
三重6―4桑名西
松阪商10―3四日市南

○…ダイムスタジアム伊勢…○
宇治山田商8―1亀山(8回コールド)
皇學館3―0上野

<16日の試合>

▽2回戦
○…四日市球場…○
①菰野―名張青峰
②四日市―桑名北

○…津球場…○
①昴学園―久居農林
②川越―神村伊賀

○…ドリームオーシャンスタジアム…○
①津西―近大高専
②紀南―白山

○…ダイムスタジアム伊勢…○
①伊勢工―久居
②明野―木本
(試合開始予定時刻は①10時②12時半)