地元高齢者と交通安全学ぶ 亀山の関小児童、いっしょに実技も 三重

【安全な正しい横断歩道の渡り方の実技体験をする児童と高齢者ら=亀山市関町泉ヶ丘の関文化交流センターで】

【亀山】三重県の亀山市関宿まちづくり協議会(横山理会長)は13日、同市関町泉ケ丘の関文化交流センターで、「防犯・交通安全教室」を開き、市立関小学校(草川裕美子校長)の1―3年生計122人と地元高齢者ら30人が参加した。

同協議会が地域の防犯や防災、交通安全に取り組む「地域の安心・安全」事業の一環で、児童と高齢者の交流も深める狙い。防犯と交通安全の教室を初めて開いた。今後は関町内の小中学校の教職員や中学生を対象に防災教室を予定している。

亀山署と亀山地区交通安全協会、県同協会の交通安全アドバイザーら計14人が協力した。

防犯教室は同署生活安全課の加藤和巳課長が講師を務め、児童らに登下校時、不審者と出会った時の対応として「一人にならないこと。万が一の時は、防犯ブザーを鳴らし、逃げることで身の安全を」と話し、高齢者には「不審な電話は詐欺かと疑うこと。留守電にしておくことを勧めます」と促した。

交通安全教室は同センター内に設置した仮設の横断歩道を使い、高齢者と児童が一緒に、安全な正しい渡り方の実技体験をした。同署交通課の中川稔也係長は「歩行者用信号機が青でも、すぐ渡らずに左右の安全を確認してから渡ってください」と呼びかけた。

同署から児童に遊んで学べる「信号機リフレクター」を、同協議会から高齢者に自宅の玄関ドアや窓を開けるとブザーが鳴る「防犯ブザー」を配布した。