移動スーパー「とくし丸」志摩で運行再開 ぎゅーとらが買い物支援や見守り 三重

【生鮮食品や総菜など200点の商品を積んだ移動スーパー「とくし丸」=志摩市志摩町の「ぎゅーとらラブリー志摩店」で】

【志摩】食品スーパー「ぎゅーとら」(三重県伊勢市)が高齢者らの買い物支援のために運行する移動スーパー「とくし丸」の出発式が12日、志摩市志摩町の「ぎゅーとらラブリー志摩店」であった。同店のとくし丸は担当ドライバーの引退に伴い、昨年11月から運行を中断していたが、地元住民からの要望を受け、新たなドライバーを迎えて再開した。

同社は約十年前から、全国で移動販売事業を展開する「とくし丸」(徳島県)と提携して県内各地で運行。今回で12台目の稼働となる。

冷蔵設備を備えた軽トラックに生鮮食品や総菜、お菓子、日用品など約200点を積んで志摩町全域と大王町の一部を巡回し、買い物支援だけでなく地域の見守り活動も行うという。

【テープカットをして「とくし丸」の運行再開を祝う清水社長(左から2人目)ら=志摩市志摩町の「ぎゅーとらラブリー志摩店」で】

出発式には、同社の清水秀隆社長や橋爪政吉市長ら関係者が出席し、テープカットをして復活を祝った。

清水社長は「店舗に来られない人も自分の目で商品を見て選んでもらえる。志摩店同様、とくし丸をご愛顧いただければ」とあいさつ。橋爪市長は「買い物の一つの手段として利用するとともに地域のコミュニティーの場になれば」と期待した。