神宮五十鈴川幼稚園をモデル校に 伊勢で交通安全啓発イベント 三重

【モデル校の指定書などを受けた神宮五十鈴川幼稚園児ら=伊勢市御薗町の市ハートプラザみそので】

【伊勢】夏の交通安全県民運動初日の11日、三重県伊勢市御薗町の市ハートプラザみそので、啓発イベントが開かれた。

伊勢署や伊勢・度会地区交通安全交通安全対策協議会など交通安全団体の関係者ら約100人が参加。島田素明伊勢署長は「事故が増加している。関係機関と連携し、交通事故抑止の活動を推進したい」とあいさつした。

イベントでは、市内の神宮五十鈴川幼稚園が、交通ルールやマナーを身に付け交通安全意識を高める「交通安全教室・未来へのかけはし運動」モデル校に指定された。モデル校の指定書は、県立伊勢工業高校生が県産ヒノキを使って制作したもので、同校の代表生徒が園児代表に手渡した。また、同園は交通安全を呼びかける「パトカー推進アンバサダー」にも任命された。

交通安全指導員による腹話術の交通安全教室や、反射材の効果を知る講話もあった。

同署によると、管内の今年の人身事故件数は114件(10日現在)で、前年同期より6件増加。死者は3人で、同じく1人増えている。藤田卓文交通第一課長は「運転者は、安全速度、安全確認、歩行者の保護を徹底し、心と時間にゆとりを持って安全運転を心がけてほしい」と話した。