オットセイ赤ちゃん、すくすく 伊勢シーパラダイスで先月誕生 三重

【ミナミアメリカオットセイの赤ちゃん(左)と母親のラズ=伊勢市二見町江の伊勢シーパラダイスで(同館提供)】

【伊勢】三重県伊勢市二見町江の水族館「伊勢シーパラダイス」で、6月18日に生まれたミナミアメリカオットセイの赤ちゃんがすくすくと育っている。

赤ちゃんは雌で、父親「パブロ」(14歳)と母親「ラズ」(12歳)の間に生まれた。出生時は体長約63センチ、体重4・7キロだったが、4日現在の体長は約73センチ、体重5・1キロ。ラズと一緒にバックヤードで元気に暮らしている。

一般公開はしていないため、同館のブログやユーチューブ、インスタグラムなどで成長の様子を発信していく予定。運がよければ、アシカ館で不定期に実施するラズの給餌に付いて来ている赤ちゃんを見ることができるという。

飼育担当者は「無事に生まれてよかった。このまますくすくと成長してくれれば」と話した。

ミナミアメリカオットセイは南米の沿岸などに生息。見た目はアシカに似ているが、アシカより耳が大きく毛が長いのが特徴。今回の出産で、同館が飼育するミナミアメリカオットセイは3頭になった。