「TSUGOME」販売開始 津の新ブランド米、市長にPR 三重

【TSUGOMEを持つ出席者ら=津市役所で】

【津】三重県津市一色町の津安芸農業協同組合(JA津安芸)と同市庄田町のミエライス、同市栄町の全国農業協同組合連合会県本部(JA全農みえ)は、同市の新たなブランド「TSUGOME」の特別栽培米コシヒカリの販売を始め、11日にPRのため前葉泰幸市長を訪問した。

TSUGOMEは津安芸農業協同組合の管内で生産された特別栽培米。慣行栽培と比較して節減対象農薬の使用回数、化学肥料の窒素成分量を5割以下とする生産基準に基づき、栽培履歴が確認され農産物検査を受検したコメの上位1等、2等のみを使用している。

「津産津消」をコンセプトにJA津安芸が集荷をし、ミエライス、全農みえが販売を担当。内容量は5キロで価格は税別1980円。市内のスーパー、量販店約30店舗で順次取り扱いを始める。

PRにはJA津安芸の水谷隆代表理事組合長、ミエライスの前川昌治社長、JA全農みえの齋藤朗副本部長らが出席。水谷代表理事は「津の土、水、空気、太陽で作られた農産物を多くの方に食べていただきたい。地元農産物のファンを増やしていければ」とアピールした。

【TSUGOMEを試食する前葉市長と水谷代表理事=津市役所で】

前葉市長は「地域の農家のおコメ作りの技能、そして事業者さんの力が合わさってできたもの。津のコメがおいしいと思っていただき、生産者と消費者がつながっていけるよう市として応援していきたい」と激励し、試食で炊きたてのコメを味わった。