塩と塩ようかん奉納 二見興玉神社に生産者ら 伊勢

【二見の海水から作った塩と塩ようかんを奉納する参列者ら=伊勢市二見町江の二見興玉神社で】

【伊勢】三重県伊勢市二見町江の二見興玉神社で10日、二見浦の海水から塩を作る地元の生産者らが、塩とその塩を使った塩ようかんを奉納し、海の恵みに感謝した。

奉納したのは、二見の海水を使った「岩戸の塩」を生産する同町の「岩戸の塩工房」と、その塩を使った料理を提供する旅館「岩戸館」、塩ようかんを製造販売する和菓子店「五十鈴勢語庵」。毎年7月15日の同神社の例祭に合わせて奉納し、24回目となる。

この日は代表者6人が参列。岩戸の塩(125グラム入)100袋と塩ようかん50本を納め、神職からおはらいを受けて玉串をささげた。

岩戸の塩工房の百木良太社長(42)は「自然の恵みをいただいて塩作りしている。一年無事に生産できたことに感謝し、また一年励みたい」と話した。