ごみの分別、楽しく学ぶ 度会小でマイスター講座

【相談しながらごみを分別する児童ら=度会町棚橋の度会小学校で(同町提供)】

【度会郡】三重県度会町はこのほど、同町棚橋の度会小学校で「資源ごみ分別マイスター養成講座」を開き、3年生55人がごみの分別体験やクイズを通じて楽しみながら知識を深めた。

同町が取り組むごみの減量化・再資源化に向けた推進プランの一環。4年生の社会科の授業でごみの処理や再利用について学ぶことから、その準備として3年生を対象に初めて講座を実施した。

この日は、伊勢広域環境組合の職員が講師を務め、分別の大切さやリサイクルする理由などについて詳しく解説した。

ごみの入った荷物が届いたと想定し、燃やせるごみやプラスチック、古紙、ビンなどを分別する体験を行い、児童らはグループ別に相談しながらごみを分けていった。○×クイズでは、地域のごみ収集などに関する問題に挑戦した。

今後は、各家庭でごみの分別に取り組むことを夏休みの宿題とし、その時に困ったり悩んだりしたことを記録して、10月に開催する2回目の講座で意見交換する予定。講座修了後はマイスター認定証が交付され、学校や家庭、地域で分別についての啓発や提案をすることができるという。

児童らは「分別について勉強できて楽しかった」「今日学んだことを家でも実践したい」などと話した。