SDGs達成へ社員ら提案 伊勢志摩リゾートマネジメント 鳥羽でアイデアコンテスト 三重

【SDGsの目標達成に向けたアイデアを発表する社員ら=鳥羽市の鳥羽国際ホテルで】

【鳥羽】国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)の活動に取り組む「伊勢志摩リゾートマネジメント」(志摩市)は6日、三重県鳥羽市の鳥羽国際ホテルでSDGsをテーマにした社内コンテストを開き、社員らが目標達成に向けたアイデアを発表した。

同コンテストは今回で4回目。これまでの提案を基に商品化したり業務を改善したりするなど、社員一人一人がSDGsの考え方を取り入れ、自分たちができることに取り組んでいる。

今年も同社が運営する鳥羽国際ホテルや潮路亭(鳥羽市)、ネムリゾート(志摩市)、ネムゴルフクラブ(同)の社員らが参加。今回は初めて個人部門を設け、76件の提案が集まった。書類審査で15件に絞り、事前に社内でプレゼンテーションを実施した結果、散策路の木の枝やごみを拾って活用する宿泊プランを考えた、ネムゴルフ部の原早代さんが一位に選ばれた。

この日は部門別の発表があり、10チームがこれまでの提案の進捗(しんちょく)状況や取り組んだ結果を報告し、新たに考えたアイデアを審査員らの前で述べた。

1位に輝いたネムリゾート宿泊課の中島尚美さんと谷口早紀さんは、カーボンニュートラルに向けた散策アイテムの導入やアクティビティを活用した食品ロス削減の取り組みを紹介。「さまざまなSDGsの取り組みができるのもNEMUの自然が豊かなおかげ。これからも感謝をしながら自然を守り取り組んでいきたい」と話した。

来場者参加型SDGsデーの設定などを提案したネムゴルフクラブが2位、新しい働き方を取り入れたライフワークバランスの推進などを発表したセールス&マーケティング部が3位となった。

惣明福徳総支配人は「持続可能な企業になるためにこれからもSDGsの活動を継続し、地域の皆さんと一緒に発展させていきたい」と話していた。