<夏の高校野球三重大会>ゾーン別展望

【Aゾーン】今年春の県大会7年ぶりの優勝の第1シードいなべ総合が本命。高田陽聖、水野陸翔らの継投と堂上陸翔主将、石垣諒馬らの勝負強い打撃で頂点に駆け上った。準々決勝でいなべ総合に7―8と肉薄した皇學館も侮れない。

【Bゾーン】昨夏2年で1番を打った小林京矢主将、中軸を任された岡田龍之介ら好打者ひしめく第4シード津田学園が軸。多彩な投手陣を主将で捕手の阪口遼楽が引っ張り春の県大会8強の松阪商、好投手高岡拳也のいる菰野などが続く。

【Cゾーン】甲子園を経験した捕手で主将の高山亮太らで3連覇に挑む三重は春の県大会準優勝の第2シード津商などと同じゾーンに入った。1回戦でプロ注目の本格派右腕中山勝暁を擁する高田と対戦するなど初戦から気は抜けない。

【Dゾーン】田中将弥主将らの機動力を駆使して春の県大会3位の第3シード海星、投打で非凡な才能を見せる前田拓音のいる宇治山田商などの混戦が予想される。実力校同士が初戦で激突する暁―木本は1回戦屈指の好カードだ。