F1日本GP、初の4月開催 鈴鹿で5―7日 来年の日程発表

【昨年10月に開催されたF1日本グランプリで疾走するマシンを見守る観戦客=鈴鹿サーキットで】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットを運営するホンダモビリティランド(斎藤毅社長)は5日夜、令和6年に同サーキットで開催するF1日本グランプリレースについて、4月5―7日の日程で実施することが決まったと発表した。例年は秋開催で、4月になるのは初めて。第4戦目になる。

同社によると、F1レースの開催商業権を持つフォーミュラワンから「世界転戦に伴う温室効果ガス排出量の削減を踏まえた効率的な開催スケジュールの提案」を受け、合意したという。第3戦はオーストラリア、第5戦は中国で開催する。

斎藤社長は「シーズン序盤の盛り上がりと暖かい春の気候の中で開催される新たな日本グランプリを地域や行政機関と一体となって準備していく」とコメントした。

発表を受け、末松則子鈴鹿市長は「大変な驚きと期待を感じている。ホストシティとして万全の準備をしていく」とそれぞれコメントした。

盛り上げに最大限の協力
一見勝之知事の話 県の4月は桜や菜の花が咲き、気候も良く観光に適した季節のため、訪日旅行者が多くなる。F1日本GPには海外からも多くの方が訪れることから、県内で春を感じる魅力的な観光を楽しんでいただきたい。台風シーズンの時期から外れ、天候の面でも良いニュース。大会が盛り上がるよう引き続き最大限の協力をする。