北村HDと三十三銀が楽器寄付 松阪の特別支援校に

【寄贈品と(左から)北村代表取締役、佐藤校長、廣田常務=松阪市久保町の松阪あゆみ特別支援学校で】

【松阪】総合建設会社「北村組」をグループ企業に持つ「北村HD」(三重県松阪市中央町)と三十三銀行(四日市市西新地)は4日、松阪市久保町の県立松阪あゆみ特別支援学校へ楽器など22点を寄付した。同行の社会貢献型私募債「ともに、羽ばたく。」を活用した。

同私募債は発行額の一部を同行が拠出し、発行企業の指定先の学校などへ希望の物品を贈る仕組み。
振ったりたたくと波の音が出るオーシャンドリームや、金属の棒が多数つり下がるツリーチャイム、バランスボールなどをプレゼントした。

同校で贈呈式があり、北村浩文代表取締役は「誰もがこの地で成長し、活躍してほしい。活動の促進につながることを願っている」とあいさつ。同行の廣田裕常務は「有意義に使ってください」と呼びかけた。
同校の佐藤葉子校長は「開校してから6年目で知的障害の194人がいる。とても元気。寄贈品で活動の幅がどんどん広がり、楽しんで学校生活を送れる」と感謝した。