最高顧問に一見知事 兵庫三重県人会が総会

【参加者を前にあいさつをする和手会長=兵庫県神戸市のANAクラウンプラザホテル神戸で】

兵庫三重県人会(和手甚京会長)の令和5年度総会と懇親会が2日、兵庫県神戸市のANAクラウンプラザホテルで開かれ、盛山正仁衆議院議員や県関西事務所の藤井理江所長ら35人が参加した。

総会では、一見勝之知事を同会の最高顧問に推挙する議案などが可決承認された。和手会長は「一見知事を最高顧問に迎え、兵庫の三重県人の親睦を深める場としてますます活用してほしい」と主催者を代表してあいさつした。

続く来賓あいさつでは、盛山議員をはじめ関西大阪三重県人会の村田吉優会長(サイネックス社長)や、東京三重県人会の長谷川信副会長(長永スポーツ工業社長)が祝辞を述べ、藤井所長からは「一見最高顧問」からのメッセージとして、県政報告や大阪・関西万博で三重の魅力をアピールする旨などが代読された。

伊勢市出身の脚本家で放送作家の児島秀樹氏が講演し、自身が出版した小津安二郎の青春時代を描いた小説『おーづせんせい』執筆の舞台裏を紹介。「伊勢に帰省する際に松阪駅で見かけた〝小津安二郎 青春のまち 松阪〟という幟(のぼり)を見て、好奇心から調べているうちに小説を書いてしまった。世界的映画監督の青春の舞台が映像化されれば、松阪が世界的に注目されるきっかけとなる」と話し、参加者へ協力を呼びかけた。