走攻守かみ合う三重選抜 3地区大学野球交流戦、2回目の交流戦で初勝利 

【中国選抜―三重選抜 5打数3安打1打点の活躍を見せた三重2番玉越(三重大)=ダイムスタジアム伊勢で】

三重大学選抜が2日初戦の中国地区大学選抜戦で快勝し、今年で2回目の3地区交流戦で初勝利。皇學館大の4年生右腕江南ら3投手の継投で散発6安打に抑えると打線も14安打を集めて7点を奪った。皇學館大の森本監督も「投げる人が投げ、打つべき人が打ち、走るべき人が走った」と会心の表情だった。

【中国選抜―三重選抜 先発し6回3安打無失点の好投で試合をつくった三重先発・江南(皇學館大)=ダイムスタジアム伊勢で】

一回表、相手の攻撃を三者凡退に抑えるとその裏、三重大4年の2番玉越のチーム初安打から得点を重ねた。選抜チーム立ち上げ直後の先月25日のホンダ鈴鹿戦は無安打で「修正してきた」と話す玉越はこの日5打数3安打1打点。森本監督も「(25日に比べ)ベンチからの声かけもできていた。ホンダ鈴鹿戦の経験は大きい」とうなづいた。

全国大会への思いもぶつけた。先発の江南は5月の東海地区春季選手権で優勝を逃し、全日本大学選手権の出場切符も逃しており「どのくらい通用するか試したかった」と今年度全日本大学選手権ベスト16の環太平洋大の選手も名を連ねた中国地区選抜戦で6回を投げ6奪三振、被安打3の好投。三、六回の二回、先頭の打者を安打で出しても「ギアを上げて抑えられた」と振り返り「この経験を自信に変えたい」と話した。