無病息災願い、茅の輪くぐる 菰野町の廣幡神社 三重

【茅の輪をくぐる参拝者=菰野町菰野の廣幡神社で】

【三重郡】三重県菰野町菰野の廣幡神社で30日、半年間の罪やけがれを払い、残りの半年間の無事を願う神事「夏越(なごし)の大祓(おおはらい)」があった。拝殿前には町特産のマコモの葉で作った直径約2メートルの「茅(ち)の輪」が設置され、参拝者が無病息災を願いながら、くぐった。

氏子や地域住民ら約100人が集まった。「8」の字を描くように輪をくぐった後、横山昌浩宮司によるおはらいを受けた。途中で雨が降り出したが、人の形をした紙に息を吹きかけ、この半年間の罪やけがれを移した。氏子総代長の市川吉康さん(83)は「コロナにも負けず、暑い夏を元気に乗り切りたい」と話した。

茅の輪は7月3日午後2時まで置き、自由にくぐることができる。