新型コロナ6週連続増加 三重県内、病床使用率は15・7%

三重県は27日、県内の新型コロナウイルス感染状況を公表した。先週(19―25日)に医療機関から報告された新規感染者数は一定点当たり平均6・32人で、前週の1・01倍。6週連続で増加した。

保健所管内別の一定点当たり新規感染者数は、桑名12・5人▽四日市4・7人▽鈴鹿4・4人▽津4・27人▽松阪6・38人▽伊勢4・91人▽伊賀8・25人▽尾鷲6・5人▽熊野4人―となっている。

27日現在の病床使用率は15・7%で、前週同一曜日から1ポイント上昇。入院中の感染者は5人増の69人で、確保病床を3床増やして439床とした。重症者は前週と同じ1人となっている。

県の感染症情報・検査プロジェクトチームは「新規感染者は北勢以外の地域でも増加しているが、増加率は鈍化している」としつつ、鈍化の理由は「分からない」と説明。「今後の感染状況に注意する」としている。