「ハラ商運」が破産手続き開始決定 帝国データバンク発表

帝国データバンク四日市支店は26日、三重県四日市市高角町の「ハラ商運」が、津地裁四日市支部から破産手続きの開始決定を受けたと発表した。決定は13日付。負債総額は約1億3800万円の見込み。

支店によると、同社は平成18年12月に設立した運送事業者。運送会社からの受注を中心に自動車部品や雑貨、食品などの輸送を手掛け、平成30年3月期には約2億9200万円の年売上高を計上した。

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大で受注が減少したほか、燃料などの物価上昇も相まって収益環境が悪化。昨年3月期の年売上高は約1億8900万円に落ち込み、今年2月に事業を停止していた。