認知症高齢者向けホームが完成 四日市福村屋介護事業部、7月1日開所 三重

【完成したグループホーム「花びより いなば」=四日市市稲葉町で】

【四日市】福村屋介護事業部(三重県四日市市笹川)が同市稲葉町に建設を進めていた認知症高齢者向けのグループホーム「花びより いなば」が完成し、7月1日に開所する。

施設は鉄骨造2階建てで、延べ床面積は約532平方メートル。1階と2階で2つのユニットに分かれ、居室がそれぞれ九部屋ある。入居者は食事や排せつ、入浴などの介助を受けながら、ユニットごとに共同生活を営む。

【テープカットをする関係者ら】

24日に落成式があり、関係者や来賓約40人が出席。式の前のオープニングセレモニーでは、福村屋の溝口泰司社長、森智広市長らがテープカットをした。溝口社長は「穏やかに過ごしていただくため、寄り添った支援ができるよう努めてまいります」と話した。

入居者を募っている。対象者は市内に住み、要支援2または要介護1~5の認定を受け、かつ認知症の診断を受けている人。問い合わせは同施設=電話059(350)1780=へ。