イロワケイルカの赤ちゃん、一般公開 鳥羽水族館 母親に寄り添い泳ぐ

【寄り添って泳ぐイロワケイルカの赤ちゃん(上)と母親のステラ=鳥羽市の鳥羽水族館で(同館提供)】

【鳥羽】三重県鳥羽市の鳥羽水族館で、21日に生まれたイロワケイルカの赤ちゃんが一般公開されている。今回の出産で、同館が飼育するイロワケイルカは五頭となった。

赤ちゃんは雄で、全長75センチ、体重6キロ(いずれも推定)。父親「カイ」(26歳)と母親「ステラ」(22歳)の間に生まれた。ステラは2年ぶり5回目の出産。赤ちゃんはステラに寄り添いながら上手に泳ぎ、安定して授乳する様子が見られることから一般公開された。

飼育担当者は「無事に生まれてくれてよかった。全国的に頭数の少ない種類のイルカなので、元気に育ってくれるよう見守っていきたい」と話した。

イロワケイルカは南米大陸南端付近の海に生息する小型のイルカで、白と黒の模様からパンダイルカとも呼ばれる。国内では同館を含む2施設で飼育されている。