中小企業の事業継続支援 三重県信用保証協研究会、IT活用事例発表 津・三重

【取り組み事例を発表する石崎氏(中央左)ら=津市桜橋の県教育文化会館で】

【津】三重県信用保証協会は19日、津市桜橋の県教育文化会館で県中小企業支援ネットワーク推進事業「第1回個別事例研究会」を開いた。小売業▽建物サービス業―の2事例の発表があり、金融機関、商工団体、県などから約40人が出席した。

新型コロナ関連の融資などを受けた中小・小規模事業者が返済に支障を来すことなく継続できるよう専門家が支援する県の補助金事業。研究会は今回が初めて。

ITを活用したプロモーションの事例発表では、同協会のコーディネーターが企業との面談や課題の洗い出しなどの経緯を説明。中小企業診断士の石崎一之進氏は、全4回企業に出向き改善点を指摘した結果ホームページの改修などにつながった―と述べた。

参加者から「ITを進めたい時必要な人材にどうアプローチするか」の質問に石橋氏は「ITリテラシーの高い20―30代をプロジェクトの中心に据え否定しないことが重要」と助言した。

同研究会は今回を含め本年度3回開催する予定。