明治、大正時代の教科書展示 伊勢、住民ら持ち寄る 三重

【明治、大正時代の教科書や教育関連の資料が並ぶ会場=伊勢市楠部町の四郷地区コミュニティセンターで】

【伊勢】三重県伊勢市楠部町の四郷地区コミュニティセンター地域交流室で、住民から持ち寄られた明治、大正時代を中心とした教科書などを紹介する「なつかしの教育資料展Ⅱ」が開かれている。9月末まで。

地域住民でつくる地域交流室運営委員会が企画。明治、大正期の旧制小学校の理科や算数、音楽といった教科書や、世界地図、和英辞典など約60点が並ぶ。明治期の卒業証書、昭和20年代のガリ版刷りの通知表、昭和初期のPTA会報、四郷地区の郷土史の冊子などもある。

企画した運営委員会の岡田満副委員長(69)は「子どもたちが、現代との違いを発見し、知識の扉を開くきっかけになれば。物を大切にする気持ちも伝えたい」と話していた。

午前9―午後5時。土曜、祝日は休館。