10億9958万円を増額 桑名市が補正予算案 三重

【記者会見する伊藤市長=桑名市役所で】

【桑名】三重県桑名市の伊藤徳宇市長は30日の定例記者会見で、本年度6月補正予算案について発表した。一般会計は10億9958万8千円増額で、補正後予算額は562億1984万9千円。6月8日開会の市議会6月定例会に、補正予算案を含む17議案と報告6件、計23件を提出する。

主な事業として、物価高騰の影響の中でも、栄養価を確保し継続的かつ円滑な小中学校・幼稚園等の給食実施に3280万5千円、市内中小企業の付加価値向上、競争力強化を図る目的で実施する商工会議所の事業支援に7千万円。

送迎用バスの園児置き去り防止のための安全装置設置などに必要な費用に105万円、執務室レイアウト変更、窓口業務支援システム導入などの業務改革実施で「書かない、待たない、回らない窓口」を実現するための費用に5242万8千円、本多忠勝と千姫の大河ドラマ誘致に向け、今後さらなる誘致活動を展開する費用に495万円、桑名水郷花火大会開催事業に2040万円など。

条例改正は、子ども医療費の受給対象者を18歳年度末の子どもまで拡大するとともに、子ども医療費と一人親家庭等医療費の現物給付(窓口負担無料化)対象者を18歳年度末の子どもまで拡大するための、福祉医療費の助成に関する条例の一部改正など。