赤い羽根プロジェクトに参加 玉城町の「桜の里」、三重県共同募金会と覚書

【覚書を交わした板谷代表取締役(左)と紀平事務局長(中央)ら=玉城町勝田の保健福祉会館で】

【度会郡】商品の購入やサービスを利用すると売り上げの一部が赤い羽根共同募金に寄付される「募金百貨店プロジェクト」に、介護福祉事業を手がける「桜の里」=三重県玉城町矢野=が参加することになり、同町勝田の保健福祉会館で29日、同社の板谷一満代表取締役が県共同募金会との覚書に調印した。玉城町での同プロジェクトの取り組みは2例目。

平成24年度に山口県で同プロジェクトが始まり、全国各地に広がった。県内では同30年から取り組みがスタートし、9市町で131の企業や店舗が参加している。

6月1日から1年間、デイサービスセンターや介護付き有料老人ホームなど、桜の里の施設で行うイベントで提供する昼食一食につき10円を共同募金に寄付し、集まった募金は町内の高齢者福祉活動などに活用する予定。

調印式には、板谷代表取締役や県共同募金会の紀平益美事務局長、町共同募金委員会の西野公啓事務局長らが出席。板谷代表取締役は「社会福祉活動の一環として参加を決めた。施設に来た人に楽しんで昼食を食べてもらい、寄付で地域貢献ができれば」と話した。