榊原地域の活性化へ連携 津・湯元榊原館と名古屋産業大が協定 三重

【協定を締結した高木学長(中央左)と前田社長(中央右)ら=津市榊原町の湯元榊原館で】

湯元榊原館(三重県津市、前田論人社長)と名古屋産業大学(尾張旭市、高木弘恵学長)は29日、榊原地域の活性化に向けた連携協定を結んだ。

今回の連携協定は国内外で気候変動教育を支援している同大に対して、同館が榊原地域の小中学校の環境学習に貢献したいと相談したことがきっかけ。協定に基づき、学生による同館での長短期インターンシップの実施、榊原地域の観光振興、榊原地域の小中学校での環境学習支援などに取り組む。

津市榊原町の同館で行われた締結式では同大の高木学長と同館の前田社長が協定書に調印。高木学長は「学生達の知恵や交流を通して大きくこの町が発展できることを願っている」とあいさつし、前田社長は「榊原の歴史文化や好立地など隠れたポテンシャルを掘り起こしていきたい」と話した。

今夏をめどにインターンを開始し、就業体験や現地実習を通じて学生が榊原地域の観光提案を行うほか、7月中に久居西中と榊原小
にCO2センサーを寄贈し、2学期以降環境学習支援を始める。