寄付活動と会員増強を継続 三重県教誨事業協力会が津で総会

【議案を審議する出席者=津市新町のプラザ洞津で】

【津】受刑者に教えを説く教誨師(きょうかいし)を支援する三重県教誨事業協力会(会長・小林千三伊勢新聞社社長、会員24人)の本年度総会が26日、津市新町のプラザ洞津であった。

昨年度の事業報告や決算、本年度の計画など六議案を審議。事業報告では、昨年12月に松阪市で開催された「第66回名古屋矯正管区教誨師研修大会」に向け同9―12月上旬に実施した寄付活動に触れ、会員への呼びかけや奉仕団体の会合で教誨師の役割について卓話などをした結果44万円の寄付が集まったとした。

本年度の計画では各所での寄付活動と会員増強を継続することを確認した。

小林会長は「多くの方にご賛同いただき、当初の目標を上回る額を達成することができた。ご協力に感謝したい」と謝辞。県教誨師会の加藤幹夫会長は「研修大会は一日のみの開催となったが内容が深く好評だった。何よりも寄付活動を通じて教誨師がどんな働きをしているのか伝え、ご理解いただいたことが大きな一歩だった」と振り返った。