三重の新規感染者、前週比1・12倍 新型コロナ「緩やかな増加傾向」

三重県は23日、県内の新型コロナウイルス感染状況を公表した。先週(15―21日)に医療機関から報告された新規感染者数は一定点当たり平均2・43人。前週(2・17人)の1・12倍となった。

県によると、保健所管内別の一定点当たり新規感染者数は、桑名4・7人▽四日市1・8人▽鈴鹿3人▽津1・82人▽松阪1・75人▽伊勢1・73人▽伊賀3人▽尾鷲1・5人▽熊野ゼロ―となっている。

23日現在の病床使用率は7・9%で、前週の同じ曜日と比べて0・4ポイント低下した。入院中の感染者は前週同一曜比で1人減の33人。ゼロ人だった重症者は20日から2人となっている。

県の感染症情報・検査プロジェクトチームは、今月上旬には900人程度だった1週間の新規感染者が「既に千人を超えたと推測される」と説明。「新規感染者は引き続き緩やかな増加傾向にある」としている。