人材確保へ、鈴鹿市が情報交換会 市内企業と高校の進路担当 三重

【個別で高校生の就職に関する情報交換をする参加者ら=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市は23日、同市役所で市内企業の人事担当者と県内高校の進路指導担当者による就職に関する情報交換会を開き、個別面談形式で意見交換した。

企業側が求める人材と高校側が求める就職希望条件とのマッチングを図ることで、次世代を担う優秀な人材を地元企業に確保し、地域経済の発展につなげるのが狙い。令和元年に初開催し、対面開催は3回目。

建設業や製造業、小売業など43社と私立高を含めた32校が参加。

各社ごとの計43ブースに分かれ、1回10分程度の面談を実施。各校の進路指導担当者が事前に希望した5社と当日に決めた2社の計7社の人事担当者と、学生が求める就職希望先の傾向や企業が求める人材などについて情報交換した。

参加企業の一つ、同市岸岡町の土木・建築工事業西口建工の羽下由佳課長は「会社が資格取得のサポートをしているということを普通科高校の先生たちにアピールしたいと思っている」と話した。

また、参加高校の一つ、同市白子4丁目の県立白子高進路指導部、久保田智教諭は「コロナ対策が緩和されていく中で、今後の会社の対応などを質問した」と話した。