作業員けが、いなべの一般社団法人を書類送検 四日市労基署

【いなべ】昨年12月に発生した労災事故で工事車両を用途外使用して安全義務を怠ったとして、四日市労基署は19日、労働安全衛生法違反の疑いで、三重県いなべ市藤原町の一般社団法人サンパークいなべと、同理事の男性(64)を津地検四日市支部に書類送検した。

送検容疑は令和4年12月21日、いなべ市から管理委託を受けていた同市藤原町の市農業公園で枝切り作業をしていた際、トラクターショベルのアタッチメントにかごを取り付けて高所作業に使用し、掘削を主とする本来の用途とは異なる用途に使った疑い。認否は明らかにしていない。

同労基署によると、当時かごに乗って枝切り作業をしていた男性労働者=当時(80)=が誤って約1・6メートル下の地面に落ちて頸椎(けいつい)骨折などの重傷を負った。