生命の駅伝ランナー、県庁到着 がん研究支援の募金受け取る

【来庁する「生命の駅伝」ランナーら=県庁前で】

医療関係者らが三重県内を走りながらがん研究への募金を呼びかける「生命(いのち)の駅伝」のランナーが19日、県庁を訪れ、県職員や来庁者から寄せられた43万2653円の募金を受け取った。

「生命の駅伝」は、がん研究の支援を目的として平成7年から実施し、29回目。今年は15日に始まり、30日までに県内の約400キロを走る。集まった募金の全額をがん研究の支援に充てる。

この日午前10時ごろ、三重大付属病院(津市江戸橋2丁目)を出発した約40人のランナーが、がん研究への支援を呼びかける黄色の旗を持って県庁のロビーに到着。県職員から拍手で出迎えを受けた。

服部浩副知事が「がん対策に有効に使ってほしい」と述べ、ランナーに募金箱を手渡した。ランナーで三重大名誉教授の伊佐地秀司氏は「毎年の支援に感謝している。先端研究に活用していく」と語った。

一行は同日、松阪市まで32キロを走った。