ハーダンガー刺繍、力作200点 鈴鹿市民ギャラリーで教室生ら展示

【根気強く丁寧に仕上げた力作の数々=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市神戸9丁目の鈴鹿キリスト教会で活動するハーダンガー刺繍(ししゅう)鈴鹿教室(辻朝子講師)はこのほど、同市役所市民ギャラリーで作品展を開き、生辻講師と生徒13人の制作品、計約200点を展示した。20日まで。

ハーダンガー刺繍はノルウェーの伝統的な刺繍技法で、レース編みのようにも見える。布目を数えながら刺繍し、縫い目に囲まれた部分の織り糸を一本ずつ切るなど、細かい作業を繰り返しながら仕上げていく。

展示は3年半ぶり。テーマを決めず、これまでの作品の中から自信作を一人1―約30点ずつ出品した。テーブルクロスや壁掛けなど、根気強く丁寧に仕上げた力作の数々が並ぶ。

出品者の一人で、最年長の西村節子さん(83)=同市竹野1丁目=は「刺繍が完成するとうれしいし、仲間たちとおしゃべりしながら作る時間も楽しい」と話していた。

同教室は12年ほど前に設立。現在、40―80代の女性13人が月1回集まり、自由に作品作りを楽しんでいる。