造形のメルヘン世界広がる こうのえみさん県内初個展 四日市のギャラリー

【作品を紹介するこうのさん=四日市市栄町のフランス菓子と小さなギャラリー「クロード・リュッツ」で】

【四日市】岐阜県瑞穂市の造形作家こうのえみさん(49)による三重県内初個展「森の扉の向こう側」が19日、四日市市栄町のフランス菓子と小さなギャラリー「クロード・リュッツ」で始まった。21日までの3日間と27、28日の2日間。

幼い頃の夢に出てきた森の中の扉と、その向こうにある小さな世界をテーマに、木と粘土、ワイヤなどで創作した立体造形と絵画作品約100点を展示している。

「WELCOME」と書かれた扉、森の生き物たちが住むお城、ピンクや黄色のとんがり屋根の小さな家々、森の木々など、メルヘンの世界が広がっている。また、コンビナートの町四日市にちなんで創作した「ガスタンク」と題した立体画も出品している。

こうのさんは、名古屋造形芸術短期大学ビジュアルデザイン科を卒業後、印刷会社でデザインの仕事に携わった。結婚、育児を経て、令和3年から本格的に作家活動を始め、今回が4回目の個展となる。「ここでしか味わえないぬくもりや癒やしを感じていただけたら」と話していた。問い合わせは同店=電話090(2770)9248=へ。