がん研究支援に「生命の駅伝」 鈴鹿、募金受け取り走る

【杉野副市長(右)から募金箱を受け取る走者ら=鈴鹿市役所南側広場で】

【鈴鹿】三重県の鈴鹿市役所南側広場で18日、がん研究支援の啓発を目的とした「第29回生命の駅伝」(同駅伝実行委員会主催、上村眞由実行委員長)の出発式があり、県内の参加者ら6人が同市役所を起点に、鈴鹿中央総合病院など5カ所を巡り、終点の亀山市役所まで約20キロを走った。

15―30日、県内全域を12コースに分けて市町の役場や医療機関を巡り、事前に設置した募金を受け取りながら走る。

この日は3日目。出発式では杉野浩二副市長が「この活動を通じ、がんに対する研究がさらに進歩し、がん患者の希望となることを願う」と激励。市民や市職員から募り、計10万5097円が入った2つの募金箱を走者に託した。

募金箱を走者が受け取った後、上村実行委員長は「がん治療にとって早期発見が大切。駅伝の取り組みを通じて県民に検診を受けてもらうことを呼びかけていきたい」とあいさつした。募金は三重大病院のがん研究者の研究支援に充てる。

市職員約100人が見送る中、走者らは次の目的地、市消防本部を目指して出発した。