児童ら手を上げ横断 四日市南署が交通安全指導

【児童らと横断歩道を渡る豆助とミーポくん=四日市市山田町で】

【四日市】三重県警四日市南署は春の全国交通安全運動期間中の18日、同市山田町の小山田小学校(西川明里校長、児童数159人)の通学路で交通安全指導をした。署員と南地区安協小山田支部員、学校関係者ら21人が参加した。

「道路へ飛び出しちょっと待て。オンリー『ワン』な命を守れ」の標語を着けた小山田駐在所の広報犬「豆助」と、県警のシンボルマスコット「ミーポくん」も参加して、交通安全を啓発した。

署員が通学路の横断歩道で、下校児童らに「右を見て、左を見て、もう一度右を見て、手を上げて渡りましょう」と指導。児童らは手を上げて、車両の停止を確認し、豆助やミーポくんと一緒に横断歩道を渡っていた。西川校長は「遠方から通学する児童もおり、交通安全意識を一層高めていただけた」と話していた。

豆助は2歳9カ月の雄のシバイヌで、今年3月、同駐在所に単身赴任した齋藤圭吾巡査部長(44)が自宅から連れてきた。子どもたちが喜ぶだろうと安協支部員らに勧められ、広報犬になった。毎月11日の交通安全の日に、地域の交差点で齋藤巡査部長と児童らの登下校を見守っている。