鍵盤付きバイオリンを演奏 トリタニさんら、松阪で20日に音楽会 三重

【鍵盤付きと手回し式のバイオリンを演奏するカンラン=松阪市役所で】

【松阪】三重県松阪市平生町の音楽家トリタニタツシさん(58)らは20日正午から、同市嬉野権現前町の嬉野ふるさと会館前広場で野外コンサート「ハレステンマ北欧の森音楽会」を開く。5グループが出演し、トリタニさんはスウェーデンで製作した鍵盤付きバイオリン「ニッケルハルパ」を奏でる。

トリタニさんは20年前にスウェーデンで伝統楽器のニッケルハルパに出会い、重低音の音色に魅せられた。2年前に同国で職人に教えてもらって古式ニッケルハルパをエゾマツの丸太を削って自作した。再び昨夏、同国で鍵盤が多いモダンタイプを作った。ユニット「カンラン」として出演し、手回し式バイオリン「ハーディーガーディ」も披露する。

トリタニさんが実行委員長を務める同音楽会実行委員会が主催し、6回目となる。「ニッケルハルパは自然と一体化した音が出る。森から生まれた透き通った北欧音楽を楽しんでほしい」と呼びかけている。

「森の中から始まる音楽の輪」をテーマに掲げ、ダンスや楽器の体験会、出演者と参加者の合奏がある。課題曲の楽譜と動画をハレステンマのウェブサイトに掲載している。

前売り2千円、当日2500円。問い合わせはトリタニさんの音楽事務所サハラブルー=電話0598(22)1174=へ。