創設10周年で特別展 菰野町で「サロン・デ・ボザール関西」 三重

【作品を紹介する南川さん(左)=菰野町千草の希望荘で】

【三重郡】関西地域を中心とした美術愛好家でつくる「サロン・デ・ボザール関西」の創設10周年を記念した特別展が16日、三重県菰野町千草の旅館「希望荘」内のギャラリー望で始まった。30日まで。

会員9人が日本画、油彩画、アクリル画の計約35点を並べた。平成24年に解散した美術愛好会「サロン・デ・ボザール」が前身で、国内最大のアマチュア公募展だった「サロン・デ・ボザール展」でこれまで入賞した作品と新作を紹介している。

また、県内で唯一会員の南川忠義さん(73)=菰野町永井=のミニ個展も同時に開かれ、交流サイト(SNS)のフェイスブックで交流を深めている仲間を描いた人物画を10点ほど並べている。

これまでは兵庫県伊丹市で展覧会を開いてきたが、今回初めて三重県で開催した。南川さんは「この機会に、地元の人にも見てほしい」と呼びかける。

サロン・デ・ボザール関西は、サロン・デ・ボザールの元会員らで結成。兵庫県、和歌山県、大阪府などの60―90代の13人が所属する。